今の彼と出会う前・・・一丁前に恋愛をしていました
私の人生の3分の1の時間を使った大恋愛を書いてみようと思います
この恋愛が無かったら・・・もう少し違う自分でいられたかもしれません・・・
前の彼とは、同じ地元の幼馴染でした
保育園、中学校を同じ学び舎で過ごし、小さな田舎町なのでほとんど全てのクラスメイトがそうゆう環境でした
再会したのは私が19歳の時・・・
当時付き合っていた彼と一緒にでカソリン給油にスタンドに入った時でした
今ではセルフスタンドが多くなりましたが、当時はサービス満点、窓拭き灰皿清掃などが当たり前
当然、このスタンドの店員さんもサービスをしてくれていました
助手席で待つ間、なんだか妙な視線を感じ、ふと店員さんを見ると・・・
『あれ?M(私)でしょ?!オレ!オレ!Jだよ!久しぶり~!!』
『???』
『あれ?覚えてない?冷たいなぁ~(一方的に喋りまくり・・・)』
当時の私は・・・独特の雰囲気を持ち、田舎では異端児扱いされていたので
こんなに気安く声をかけてくる人なんて居なかったのです
(その当時、父子家庭=可哀想な家の子 と田舎で言われ育ったのもあり
極端に地元の人間との接触を避けていた部分もありました)
当然、知り合いにあってもチョットばかり頭を下げる程度で
懐かしんで立ち話をしたり、ちょっとお茶していこう♪などもっての外!
そんな私に平然と意気揚々と声をかけてくる彼に驚きを隠せないで居ました
この日は当時の彼氏の車だったこともあり、足早にその場を離れましたが
地元のガソリンスタンドということで、普段から利用していたので一人で行くことになりました
いつものように愛想無くオーダーし、車内で時間を潰します
その時、またJが声をかけてきたのです
●続きはココから・・・
一生懸命話しかけてくれても、私には遠い昔の記憶の断片くらいでしかありません
過去を懐かしむことなど忘れてしまっていたからです
そんな事が数回あり、ある日『最近彼氏とこないね~』っとJが言いました
『もう終わった』
付き合っていることも言いませんが、誰かに分かれたことを話すのも初めてでした
『Jには関係ないし・・・ほっといてくれる!』
っと、冷たくあしらった覚えがあります・・・
(ここで給油するとJがうるさい) そんな思いもあって、いつしかそのスタンドは利用しなくなっていました
1ヶ月程度経過した頃、私のアルバイト先に偶然Jが現れました
(レンタルビデオ店で夜間のアルバイトをしていました)
通常だと午後8時までの勤務でしたが、
他のバイトさんの都合で深夜2時までの勤務延長をしていた時でした
店内に入るや否や、ちょっと驚き、返却商品を渡されました
視線の泳ぐJに対し、平然と作業をする私
あまりにも視線が泳ぐJに対して、笑いがこみ上げてきてしまいました
『別にそんなにテレんでもいいんじゃない!男だったら普通よ、普通!』
そうです、アダルトビデオの返却受付相手が幼馴染という
ちょっと可哀想?なシチュエーションだったのです(笑)
この日を境に、Jがスタンド帰りに立ち寄るようになりました
田舎なので深夜12時を回るとお客さんなんて滅多に来ません
あれこれ会話をしている中で、Jの彼女の話を聞き、相談役になっている私が居ました
Jの彼女は現役の女子高生
部活動もしているし、門限もある
ようするに 『時間的なすれ違いが多発で、別れようと思う』 という話がメインでした
数ヵ月後・・・
『なぁ・・・オレ、彼女と別れたんね・・・【他に好きな女が出来た】って言って・・・Mと付き合いたいんだけど・・・』 と、J
小麦粉女(次の女までのツナギ)になりたくなかった私は
『3ヶ月たっても私がいいならもう1回言いにおいで』と言いました
3ヵ月後、正式に交際を申し込まれJと付き合うことになりました
この時、私とJ 19歳の冬 です
お互いが地元の人間であることも関係し、お互いの両親も知り合いということで
問題なく交際は続いていきました
お互い社会人になった23歳の時
『オレが25歳になったら、Mにプロポーズする』 なんて話もありました
25歳・・・プロポーズされました
お互いの両親に結婚の意志を告げ、時期までは決めてはいないものの
二人で生きていくことを周囲に宣言したのです
両親の前で約束させられた事は・・・
●入籍前に子供を作らない事● ←これは田舎では当然のことです
幸せイッパイでした
何もかも薔薇色に見えました
先方の家族には、もう家族同様のお付き合いをしてもらい
食事を一緒に作ったり、家族の行事にも『婚約者』として参加し
いいお嫁さんが来てくれることになった という人に、義理母様もニコニコ答えてくださっていました
しかし、なかなか挙式に至らないのには理由がありました
Jの姉さんがまだ未婚だったのです
順番なんて関係ない!そう思われる方も多いと思いますが、そこは田舎・・・
そうゆう体裁は大切なのでした
当のお姉さんはというと・・・挙式招待状を配布した直後に婚約破棄(お姉さんの方から一方的に)
会社の男性との度重なる不倫、そして中絶 を繰り返していました
お姉さんは、歳も近い私には言ってくれ、気にしないで先に結婚しちゃいな♪とは言いますが
先に挙式をあげる理由を、不倫だ中絶だなんて、私から言える訳がありません・・・
そのまま月日は流れ・・・28歳
消防官として勤めていた彼の周囲でもにわかに結婚ブームでした
私もそろそろ・・・なんて思いながらも、
義理母様の『もうちょっと待ってね』という言葉に従うしかありませんでした
友人の結婚式に参列し、Jに泣きつくことが多くなったのもこの頃です・・・
『どうして?どうしてお姉さんが先じゃないとダメなの?』
頭では理解していても、とてつもなく不安で涙することが増えてきました・・・
そんな私を慰めるつもりでJは、模擬結婚式に私を連れて行ったり
ブライダル誌を買ってきてくれたりしてくれていました(余計辛くなるのに・・・)
田舎の消防官、地域密着型で転勤もありません
っということは、そこに勤めている人は全て地元の人なのです
当然、Jの付き合いより前に知り合いの先輩、後輩も勤めていて
会社の行事にも『婚約者』という立場で参加していました
妻同伴の行事もたくさんあり、義理母様のすすめもあり、私もちゃんと参加していました
そこでの話題はやはり『次はJ&Mの結婚式ね~』とか『新居はウチの近状がいいよ♪』など
消防官の奥さんたちと和気藹々、楽しい会話でしたが、どこか寂しい気持ちもありました
さらに年月は流れ・・・お互いが30歳になりました
ここまでくると結婚に対する感情も麻痺しています
泣く事もおおくなりましたが 『結婚は?』と聞かれても然程動揺しなくなっていました・・・
そんな時、私たちに朗報が!!
お姉さんが結婚する!というのです
知り合いのおばさんの紹介で1度会い(見合い)、結納で1度会い、
3度目に会うのは挙式 というスピード結婚です!!
正直大丈夫?という気持ちもあり、お姉さんに聞いてみました
『もうね・・・親がうるさいから、もうダレでもいいのよ(笑)』
こんなに結婚したがってるカップルが居る一方で、こんな楽天的な考えで・・・と腹が立ちました
私の父も、ここまでの時間の経過に業を煮やし、私が28歳の頃から毎年・・・お中元お歳暮時期に
『そちらの都合もありますが、どうぞ今年こそは・・・』と頭を下げていたのに・・・
自分の娘の体裁を守るために、こちらの娘の体裁は?? と父は感じていたのかもしれません
お姉さんの結婚式当日、私の席は【身内席】に設けられていました
将来の両親おばあちゃん、将来の弟、そしてJと私の席がひとつのテーブルでした
今まで有ったことの無い身内の皆さんにも、義理母様はニコニコと
『次はこの子たちが順番待ちしてるから大変ですの~』などと私を紹介してくれていました
こうやって紹介してくれる事、そして遂に自分の順番が巡ってくる事が嬉しくてたましませんでした
当のお姉さんの挙式はというと・・・招待客も少なく、身内だけという感じの小さな小さな結婚式でした
翌日から新婚旅行に出発し、7日間の海外旅行
旦那様が某有名電器メーカー勤務というだけのことはあります!
お姉さんが新婚旅行から帰ったからお土産をとりにおいで という知らせが入り
どんな話が聞けるのか、わくわくしながらJの家に向かいました
しかし・・・なんだか妙な様子です・・・
楽しい話が聞けると思っていたのに、全然聞けません
将来の弟にあたる子に誘われ、その場を離れました・・・
それから1ヶ月、私たちの話も進めることができる状態なので
ちょくちょくJの家の行くようになり、夕飯の支度を一緒にしたり以前の様子に戻りつつありました
が・・・お姉さんが居るんです・・・
新婚旅行後、お土産を配りに帰省、そして数日の間横浜(お二人の新居)に戻り
また数日後には 歯医者 と言って帰省してからずっと・・・
何気なく義理母様に聞いても『いや、ちょっとね~』と・・・
Jに聞いても、弟に聞いても『知ら~ん』 ←後日わかるのですがこの時兄弟は本当に知らなかったようです
そのまま3ヶ月、嫁いだ娘の居るままの家庭 でしたが
当然、私たちの順番の話も出てきます
『長男だから招待客は何人くらい、どこまで招待するか』とか
『消防の仕事の都合、そろそろ日程を決めないと(半年決定ローテーションなので)』とか
確実に前進していました
Jの仕事は日曜祝日など関係無いので、模擬結婚式などは義理母様と一緒に行くことが多くなりました
ドレスの試着もし、義理母様の好みも取り入れ、だいたいの式場、だいたいの日取り
そしてドレスや挙式プランなども決まってきました
持って帰ったドレス試着写真を見て『綺麗やぁ~!オレも見たかった~♪』といってくれるJ
『Mさんは身長が高いから、こうゆうのはバッチリ着こなせるから~』と言って下さる義理のご両親
『本来はJが行かなきゃなんよ!しっかりしなさいよね!』なんて義理母様も言います
待ってて良かった・・・本当、ここまで待ってて良かった!!
そして、J本人と一緒に式場予約をする事になりました
秋深まるとても静かな季節の某日、私たちの挙式の日取りが決まったのです!
お互いの両親に報告し、会社の上司、同僚などにも報告し
仲人さんになってくださる地元議員さんにもご挨拶に伺い
祝福の言葉をたくさんたくさんいただきました!
この時の私は、自分で言うのもなんですが・・・光り輝いていたと思います(笑)
しかし・・・急転直下悲劇は起こるのです
あんまりにも長くなりすぎちゃったので一回〆にします
どんな悲劇が起こったかは次回のお楽しみに・・・ということで・・・
長々とお付き合いありがとうございました
また読みに来てください
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